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日通、門司港発タイ直航の海上混載サービス開始

2011年1月13日 (木)

ロジスティクス日本通運は13日、博多・門司CFS受け門司港発のタイ向けダイレクト海上混載サービスを11日から開始したと発表した。

 

同社はこれまで、九州発海上混載サービスとして、北米、欧州、香港、シンガポールへのダイレクト混載サービス、高速船利用による上海向けサービスを提供してきたが、タイ向けの貨物については博多・門司港から香港向けサービスに積んだ後、香港からタイ向けに再混載を仕立てて輸送していた。

 

貨物の取り扱い数量増加に伴い、タイ向けダイレクト海上混載サービスへのニーズが高まったことから、積み替えを必要とせず直接タイへ向かう本船を利用したサービスを設定した。

 

これにより、輸送のリードタイムが従来の香港経由に比べて約3日短縮されるとともに、安定したスケジュールと、積み替えによるダメージの恐れがないサービスの提供が可能となる。

 

仕向地のラカバンCFSは、大型船が寄港できる同国最大の貿易港・レムチャバン港の内陸デポとして利用されており、バンコク近郊に位置している。日系企業が多く進出している工業団地へのアクセスもよく、都市部での交通規制の区域外にあるため、スムーズな輸送が可能な好立地。同社でも、現地法人タイ日本通運の拠点のひとつをラカバンに設けており、貨物取り扱いで速やかな対応ができる体制を整えている。

 

今般のサービス開始により、日通は既に実施している東京・横浜・名古屋・大阪・神戸のCFS受けタイ向けサービスと合わせ、週10便のタイ向けダイレクト海上混載サービスを提供することとなる。

 

■本船スケジュール
博多CFS:CUT火曜日
門司CFS:CUT水曜日
門司出港:金曜日
ラカバンCFS到着:月曜日(翌々週)