川崎重工、6200台積み自動車運搬船を引き渡し

ロジスティクス川崎重工は17日、中国南通市の南通中遠川崎船舶工程有限公司（NACKS）で、KAW1653SHIPPINGS.A.（ケーエーダブリュ1653シッピングエスエー）向け6200台積み自動車運搬船「ケープタウンハイウェイ」を引き渡したと発表した。NACKSで建造された6200台積み自動車運搬船の第2番船。

ケープタウンハイウェイは、係船時の港湾周辺の大気環境に配慮し、排気ガスを岸壁とは反対舷に放出できるよう、煙突を左舷に配置。これに伴い、これまで主機とは配置が左右対称となるレフトハンドエンジンを同シリーズ船で初採用し、他機器類も対称的な配置とした新設計とした。

倉内スペースを有効に利用できる構造配置を採用するとともに、船首部係船デッキ上方にも車載エリアを設けることにより、標準車で6249台の積載スペースを確保した。また、乗り込みデッキである第5カーデッキには、危険物を積載した車両を搭載することができる。

■主要目
全長：199.90メートル
長さ（垂線間長）：190.00メートル
幅（型）：32.26メートル
深さ（型）：34.35メートル
計画喫水（型）：8.90メートル
満載喫水（型）：10.00メートル
総トン数：5万8535トン
載貨重量：2万1676トン
自動車搭載台数：6249台
主機関：川崎-MANB&W7S60ME-C8型ディーゼル機関1基
連続最大出力：13200kW×89回転/分
航海速力：約20.0ノット
定員：31人
船級：日本海事協会
船籍：パナマ