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帝人、ポリエステル繊維のグローバルサプライチェーン構築を推進

2010年6月16日 (水)

話題帝人は16日、ポリエステル繊維事業グループの今後の運営方針を策定した。同事業グループの不採算事業の抜本見直しが「基本的に完了した」として、今後は構造改革から成長・拡大戦略へと軸足を移す。新たなビジネスモデルを積極的に展開し、2010年度に黒字化、12年度には営業利益50億円以上を目指す。

 

具体的には、(1)グローバル最適生産体制の構築(2)競争力のあるグローバルサプライチェーンの構築(3)成長用途・市場へのアクセス(4)帝人グループのエコ技術を活用した環境ビジネスの構築――に取り組む。

 

グローバルサプライチェーンの構築については、昨年発表した「グローバル最適生産・販売体制の構築」をさらに強力に推進するとともに、原糸・原綿については海外OEM、テキスタイルは中国・ASEANの外部プロダクトチーム(PT)を活用し、国際市場に通用するコスト競争力の強化を目指す。また、NI帝人商事との連携を強化し、製品納入の拡大も図る。