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第3の生産拠点、丸紅が25%出資

日清製粉G、パスタ事業強化へトルコに合弁工場

2014年1月30日 (木)

フード日清製粉グループ本社は29日、パスタ事業を拡大するため、生産体制を強化すると発表した。子会社の日清フーズとともに、丸紅、トルコ最大のパスタメーカー「ヌフン・アンカラ社」とトルコ・アンカラ県に合弁会社を設立する。

新工場の稼働に合わせて、国内の乾物パスタ生産拠点となっている日清フーズ子会社のマ・マーマカロニ神戸工場の生産を停止し、神戸工場跡地に冷凍食品の新工場を建設する。

トルコは、良好な気候条件と豊かな土壌に恵まれ、小麦をはじめとした穀物、野菜、果物など農産物の産地として知られており、特にパスタの原料となるデュラム小麦では、世界有数の産地で「発祥の地」とも言われている。地理的にも欧州とアジアの間に位置し、中東やロシアに隣接、アフリカも近いことから、各国へ の重要な輸出拠点として注目されている。

日清フーズはこれまで、国内と米国を拠点にパスタの生産を行ってきたが、今回の合弁事業により、トルコに第三の生産拠点を構えることでパスタ事業の基盤を強化する。

■合弁会社の概要
会社名称:Nisshin Seifun Turkey Makarna Ve Gida Sanayi Ve Ticaret A.S.(トルコ日清製粉)
所在地:トルコ共和国アンカラ県
事業内容:乾物パスタなどの製造、販売
設立時期:2014年4月
生産能力:1万8000トン/年
出資比率:日清製粉グループ本社3%、日清フーズ48%、丸紅25%、ヌフン・アンカラ社24%