鴻池運輸、ミャンマーに現地法人設立

ロジスティクス鴻池運輸は29日、ミャンマーのヤンゴンに現地法人「コウノイケアジア・ミャンマー」を設立すると発表した。これにより、同社の海外拠点は法人21社、駐在員事務所8事務所の29拠点となる。

メコン・ベンガル地域（バングラデシュ、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム）の事業基盤を強化する取り組みの一環として設立するもの。

同国では日系企業の進出拡大に伴い、工場やプラント移設、インフラ設備関連の物流案件、アパレル関連の物流需要が伸びるとみられている。同社グループは2012年7月にヤンゴン駐在員事務所を開設し、市場調査を行っていた。

現地法人の設立により、「ミャンマー・エクスプレス」など国際フォワーディングや長年にわたって培った海外へのプラント移設などのエンジニアリングサービスを中心に事業を展開する。

今後は、ベトナム・ホーチミンからカンボジア・プノンペン、タイ・バンコクを経由し、ミャンマー・ヤンゴンにつなぐ陸路輸送ネットワークの開発など、グループ拠点と連携し、メコン・ベンガル地域でサービス拡充を図る。