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最終損益が黒字予想から一転、23.7億円の赤字見通し

マツヤ、食品センターと不採算店舗6店を閉鎖

2014年2月4日 (火)

フード長野県でスーパーマーケットチェーンを展開するマツヤは4日、業績予想の修正を発表した。業績不振により、今2月期の最終損益が従来予想の5000万円の黒字から一転して23億7000万円の赤字に転落する見通しとなった。

これに伴い、同社は不採算店舗6店(松代店、戸倉店、上田インター店、上田中之条店、長野南店、茅野店)と惣菜の製造・加工を行う食品センターの閉鎖を決定。

併せて120人規模の希望退職者を募集するとともに、「売掛金、貸付金などの取立不能又は取立遅延のおそれ」が生じたとして、貸倒引当金1億3600万円を2月期決算に計上し、社長の月額報酬を70%、社長以外の取締役・執行役員の月額報酬を15-30%、それぞれ「3月から当面の間」減額することとなった。

同社は「想定より厳しい状況で既存店の業績が推移し、繁忙期の年末年始でも既存店の売上が予想を下回った」として、通期売上高が従来予想から4億円減の368億円、営業利益が1億4200万円減の1億3000万円、最終損益が前期の2億1800万円の赤字から23億7000万円の赤字へと大幅に悪化する見通しを示した。