財務・人事鴻池運輸が10日発表した2013年4-12月期決算は、国際物流事業で利益が5割以上の伸びとなったものの、主力の複合ソリューション事業と国内物流事業で減益となったことが響き、営業利益が2.3%の減益(前年同期比)となった。
複合ソリューション事業は鉄鋼関連分野で機工・工事案件の減少や競争激化、空港関連分野で中国航空便数の回復遅れが影響。国内物流事業では、燃料価格の高騰や電気料金の値上げによる配送コスト、冷凍・冷蔵倉庫運営コストの増加や、13年3月竣工の流通センター、同年5月竣工のアパレル専用倉庫で立ち上げ費用や新規業務開始の時期ずれが発生し、減益要因となった。
[鴻池運輸]2014年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期第3四半期 | 2013年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 173,729 | 172,875 | 0.5% |
営業利益 | 6,576 | 6,733 | -2.3% |
経常利益 | 6,697 | 6,558 | 2.1% |
当期純利益 | 3,926 | 3,598 | 9.1% |