ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

モーター用とインバーター用の冷却器一体化

三菱電機、最小のEV用モータードライブシステム開発

2014年2月13日 (木)

荷主三菱電機、最小のEV用モータードライブシステム開発三菱電機は13日、モーター駆動部のインバーターのパワー半導体素子をすべてシリコンカーバイド(SiC)化し、モーターに内蔵して一体化することにより、業界最小となる小型化を実現した「電気自動車(EV)用モータードライブシステム」を開発した、と発表した。

シリコンカーバイド化は、炭素とケイ素の割合を1対1とした化合物で、フルSiCインバーターとモーターの一体化により、業界最小のサイズまで小型化できる仕組みを開発したもの。

モーター用とインバーター用の冷却器の一体化により、冷却性能を向上させるとともに、筺体外周のモーター冷却水路とインバーター冷却水路を並列とする独自の冷却構造を実現した。

同社はこれまで、インバーターのパワー半導体素子に損失が小さいシリコンカーバイドを採用し、インバーターをモーターに内蔵した「SiCインバーター内蔵モーター」を開発しており、この仕組みを活用して冷却性能の強化とさらなる小型化を実現したEV用モータードライブシステムの開発につなげた。