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ココアバター価格74%アップ受け、チョコレートなど+50〜100円

不二製油、輸入原料高騰で業務用製品値上げ

2014年2月19日 (水)

フード不二製油は19日、輸入原料として使用している1月のココアバター価格が1キロ800円と、2013年4月の460円から74%アップの高騰となっていることなどを受け、洋菓子・ベーカリー向け業務用チョコレート製品を4月から値上げすると発表した。

値上げ幅はスイートチョコレートが1キロ100円、ミルク・ホワイトチョコレートが150円、コーティング用スイートチョコレートが50円、同ミルク・ホワイトチョコレートが70円。

同社によると、ココアバターの需給バランスのひっ迫が著しく、昨年夏から急騰。カカオマスも昨年のカカオまめ相場の上昇に伴い値上がりしている。また、全粉乳などの乳製品も中国、ロシア、中東など新興国での需要増加を背景に価格上昇を続け、国内では円安基調が継続していることから、輸入原料の高騰に拍車を掛けている状況だという。

同社は「企業努力によるコスト吸収に努めたが、現在の価格を維持することが極めて困難な状況になった」として、値上げに踏み切ることを決めた。