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山九、TDSと共同開発、4月1日までに導入完了

サンアロマー、合成樹脂の物流管理システムを開発

2014年2月21日 (金)

サービス・商品サンアロマーは21日、同社の物流を担う山九、TDSと連携し、合成樹脂の出荷に伴う製品運搬用の輸送容器(パレット、フレキシブルコンテナバッグ)と、パレットに載せられる製品の出荷実績を管理する新物流管理システムを開発した、と発表した。

このシステムは自動認識技術を採用したもので、誤出荷を防止しつつ出荷時の履歴を管理し、納入先から回収された輸送容器との照合によって顧客ごとの確実な未回収容器の管理を実現したもの。

システムの名称は「統合包材管理システム」で、サンアロマーが中心となり、山九が製品出荷管理、TDSが輸送容器管理の開発を担った。輸送容器ごとに個体の識別子を取り付け、出荷時と回収時にこれらを読み取ることにより、納入先ごとに使用された輸送容器の出荷と、回収状況を日々把握する。

サンアロマーは、これまでも輸送容器の紛失防止に取り組んできたが、「実効ある対策が図れずに苦慮し、マンパワーに頼る誤出荷防止対策では作業負荷が高く、確実な歯止めを掛けることができなかったことから、新システムの開発に着手した。

同社では「輸送容器の回収管理を徹底することで、紛失防止による環境保護につながる取り組みであり、CSRの一つの活動として位置付けている」としている。システムは川崎工場で昨年10月1日から稼働を開始しているが、大分工場や全国の営業倉庫でも段階的に開始、4月1日に導入を完了する。