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旺盛な3PL需要反映

GLP、2施設で富士ロジテックなど2社と賃貸借契約

2014年2月28日 (金)

拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は2月28日、神奈川県と埼玉県で3PL企業2社と合わせて1万9000平方メートルの新規賃貸借契約を締結した、と発表した。契約はどちらもGLPの既存顧客との契約で、同社では「国内消費向けの3PL企業からの、物流施設に対する旺盛な需要を反映している」としている。

神奈川県の「GLP厚木」では、グローバル3PL企業と1万4000平方メートルの賃貸借契約を締結。顧客メーカーの首都圏西部向け配送拠点として活用する。同施設は昨年12月に完成した総延床面積10万平方メートルのマルチテナント型物流施設で、圏央道の開通により、首都圏へのアクセスが飛躍的に向上した。今回の契約により、竣工後2か月以内で稼働率が92%に達した。

また、埼玉県の「GLP三郷3」では、富士ロジテックと5000平方メートルの賃貸借契約を締結。同社は顧客の需要増に対応するため、物流ネットワーク拡大の一環として利用を決めた。

同施設は、物流施設として日本で初めて米国グリーンビルディング協会制定の認証制度で最高レベルとなる「LEEDプラチナ」認証を取得しており、今回の契約で稼働率が100%となった。

今回の契約対象となった両施設は、2011年8月にGLPとCPPIB(カナダの公的年金運用機関)が折半出資で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による開発物件。戦略的立地に加え、事業継続性(BCP)対応機能の高さと最新鋭の設備が高く評価され、今回の契約に至った。

同合弁事業による最初の4件の開発物件、「GLP総社」「GLP三郷3」「GLP厚木」「GLP綾瀬」のリーシングは当初の計画を上回る速さで進み、平均稼働率は91%に達している。

■帖佐義之GLP社長のコメント
「国内消費は拡大しており、サステナブルで最新設備を備えた先進的物流施設に対する顧客の需要は旺盛で、契約した両物件ともに想定を上回るスピードでリーシングが進んでいる。今回の契約は、GLPの強固なネットワーク、GLPが提供する施設やサービスに対する、顧客の信頼の証と自負している。顧客に、我々をパートナーとして選んでもらったことを大変嬉しく思う。今後も、顧客のビジネスの継続的な成長をサポートしていく」