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負債合計3億1600万円

鈴木紙工・さかえ・帝国物産が自己破産申請準備、TDB調べ

2014年3月3日 (月)

M&A帝国データバンク(TDB)によると、神奈川県足柄上郡大井町の鈴木紙工と関係会社のさかえ(同)、帝国物産(同)は1月21日に事業を停止し、事後処理を長谷川浩弁護士(神奈川県小田原市)に一任、自己破産申請の準備に入った。

鈴木紙工は、1965年1月創業、75年9月に法人改組。包装用資材、紙製品、包装用機器の卸業者。小田原市内、周辺の食品卸業者、土産店・物産店などを対象に営業を展開し、95年9月期には売上高2億4500万円を上げていた。

しかし、同業者との競合や得意先からの値引き要請などによって、業績は年々低下し近年の年売上高は1億円規模にまで縮小。その後も、受注減少に歯止めが掛からず、度重なる損失計上から資金繰りはひっ迫、資金調達余力もなく、先行きの見通しが立たなくなったことから事業継続を断念した。

同時に、同住所で役員兼務関係会社のさかえ、帝国物産も、同社と共に今回の措置となった。負債は、鈴木紙工が債権者60人に対し1億7000万円、さかえが債権者20人に対し1億3000万円、帝国物産が債権者40人に対し1600万円で、3社合計で3億1600万円。