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現地大手と潤滑油販売会社を設立方針

JX日鉱日石エネルギー、インドで合弁会社設立の覚書

2014年3月3日 (月)

荷主JX日鉱日石エネルギーは2月28日、海外で潤滑油販売を強化・拡大する取り組みの一環として、インドの提携先「タイド・ウォーター・オイル(インディア)」と合弁販売会社を設立する方向で覚書を締結したと発表した。

インドの潤滑油需要は年間200万キロリットルで日本とほぼ同規模だが、今後、高い経済成長が見込まれ、2020年には年間300万キロリットルまで拡大するとみられることから、合弁販売会社を設立することで需要の取り込みを図る。

タイド・ウォーター・オイル(インディア)社は、同国で90年の歴史を持ち、全土をカバーする製造・物流・販売ネットワークを保有する大手潤滑油メーカーで、JX日鉱日石エネルギーは同社を販売窓口としてインド国内の日系需要家向け潤滑油事業を展開している。

新会社設立後は、この事業を合弁販売会社に移管する計画。これにより、潤滑油事業の海外拠点数は、製造拠点が47か所、販売拠点が26か所となる。

JX日鉱日石エネルギーの海外潤滑油販売数量は年間50万キロリットルだが、需要拡大が見込まれる新興国への事業展開を積極的に進めることにより、15年には70万キロリットルの販売を目指す。