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日米5社共同で15年半ばの稼働開始目指す

神戸製鋼、メキシコに冷間圧造用鋼線の合弁拠点

2014年3月4日 (火)

拠点・施設神戸製鋼所は3日、メキシコで冷間圧造用鋼線の製造、販売を行う合弁会社を設立することについて、メタルワン、大阪精工、米国リパブリックスチール社、神鋼商事と5社共同で検討を開始することに合意し、その意向書を締結したと発表した。

今後5社は、2015年半ばの稼働開始を目指し、製造設備、立地、要員、会社設立時期など、合弁会社の事業計画に関する協議・検討を行う。

メキシコの自動車生産台数は、リーマンショック後の2009年実績150万台に対し、13年実績は293万台まで増加し、今後も堅調な拡大が見込まれている。これに合わせて日系自動車部品メーカーも相次いで現地に進出しており、自動車用ファスナーや冷鍛部品などの素材として用いられる冷間圧造用鋼線のメキシコでの需要も大幅に増加すると判断。

これまでは、主に米国や日本からの輸出によってメキシコでの需要に対応してきたが、今後の需要拡大に備え、高品質な鋼線を短納期で顧客に納入する目的で現地に製造・販売体制を構築する。