【四半期決算】ニチレイ低温物流3Q、地域保管と海外で減益

M&A【平成23年3月期第3四半期連結業績】
社名：ニチレイの低温物流事業
売上高：1064.8億円（0.2％増）
営業利益：64.7億円（5.3％減）

第3四半期に限ると、低温物流事業は全体では売上高は前年比2％の減収。ネットワークが好調だが減価償却費負担が増えた地域保管と海外の減益をカバーできず、営業利益が2億円の減益となった。

部門別では、物流ネットワークの売上高は1％増収。新設TC（通過型センター）や輸配送業務の増収が寄与し、配送効率向上による採算改善も進み営業利益は2億円の増益となった。

地域保管は売上高が2％の減収、減価償却費増1億円もあり、営業利益は2億円減益。冷凍食品や畜産品の入庫量は回復してきたが、異常気象による水産品の漁獲減少や荷主の在庫圧縮により在庫率が低下した。

海外は売上高が3％の減収、営業利益は微減となった。為替の影響を除くと、フランスのゴドフロア社買収で増収。果汁在庫は回復したが、チキンの取扱い減少や価格競争により減益だった。

通期予想は売上高、営業利益ともに前回予想を据え置く。