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15年から出荷開始

丸紅、豪州ロイ・ヒル鉄鉱山で出資先が資金調達

2014年3月24日 (月)

国際丸紅は24日、15%を出資する豪州「ロイ・ヒル・ホールディングス」がロイ・ヒル鉄鉱山開発プロジェクトの開発操業資金を調達するため、20日総額72億米ドルのプロジェクトファイナンス契約に調印したと発表した。これにより、ロイ・ヒルHDは予定していた開発資金全額の手配を完了した。

これまでは株主からの出資金で開発を進めており、2013年3月に韓国サムスンC&TをEPCコントラクターとして起用した後、エンジニアリングの実施、長納期品の発注などを経て既に本格的な開発工事に着手している。

今回の調達資金は15年から開始する出荷に向け、鉱山、鉄道、港湾などの開発資金に充てる。プロジェクトの生産・出荷能力は年間5500万トンとなる見通しで、単一の鉄鉱山としては豪州最大規模。生産される高品位鉄鉱石には日本の製鉄会社からも強い期待が寄せられている。