■概要
SDGs(持続可能な開発目標)、ESG(環境・社会・企業統治)は今や、すべての企業経営のキーワードとなっている。これに対応できない産業社会と地球環境の危機を食い止める気のない企業は、退場を迫られる。なぜなら、世界経済も消費市場も、すでにSDGs/ESGの進路へと大きく舵を切っているからである。
そのうち環境保全に関して、わが国も遅ればせながら「2050年カーボンニュートラル/30年度の温室効果ガス排出量を13年度比で46%削減」の政府方針を決定した。この数値は今すぐ、全業界が爆速で脱炭素チャレンジを開始しないと、容易にクリアできない目標であり、多くの企業からの「どうすればいいのか…」という多くの反応を受けて、企業のカーボンニュートラル活動を支援するサービスが登場してきた。
その中から今回のSP対談では、「荷主企業のゼロエミ経営を物流から強力に支援する」サービス提供を開始した、エスプールロジスティクスの小林正憲氏をゲストに招き、「物流SDGs」を訴え続けるホストの菊田一郎氏より最新トレンドを解説いただく。
■主な対象
・自社物流に課題意識をお持ちの経営層
・メーカー物流部門の責任者
・物流最適化/物流改革/物流DXの実行を検討している人
■プログラム
1.SDGs、ESGの意外な本質とイタい解釈
講師:菊田一郎氏(エルテックラボ代表)
・SDGsに込められた思いと祈り、そして実践KPI
・ESG投資の原点は、残念企業を切り落とす「リスク回避」
・物流関連事業へのSDGsマッピング
2.なぜ今、「物流でカーボンニュートラル」なのか?
講師:小林正憲氏(エスプールロジスティクス社長 執行役員)
・気候変動のリスクを復習する~物理的リスクと移行リスク
・市場、消費者の購買行動はどう変わってきているのか
・PRI(責任投資原則)とGHGプロトコルScpoe3「企業バリューチェーン」→サプライチェーン全体にカーボンニュートラルが迫られる
3.カーボンニュートラル・ロジスティクスをどう支援するのか
・エスプールロジの従来取り組みと新サービス
・荷主企業の環境経営支援へ、3つのステップと具体策
⇒実態の見える化/負荷のリデュース/カーボンオフセット…
■定員
500人