ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

「労災かくし」の疑いで愛知の運送会社を書類送検

2017年7月19日 (水)

事件・事故愛知労働局は19日、豊橋労働基準監督署が13日に運送会社カーゴラインメイホウ(豊橋市)と同社代表取締役を労働安全衛生法違反の疑いで豊橋区検察庁に書類送検したと発表した。

カーゴラインメイホウは、2016年7月6日18時30分頃、三重県朝日町にある一戸建て住宅新築工事現場で、雇用する男性労働者(当時49歳)が、トラックに乗車する際に左手薬指をドアにはさんで骨折し4日以上休業、さらに7月20日8時20分頃、津市にある一戸建て住宅新築工事現場で別の男性労働者(当時61歳)がトラックの荷台から降りる際に転倒して左脇腹を打ち付けた後、地面に墜落して肋骨を骨折し4日以上休業したにもかかわらず、「遅滞なく豊橋労働基準監督署長に対し労働者死傷病報告を提出しなかった」という。

また、愛知労働局は17年7月19日、刈谷労働基準監督署が13日に運送会社Gカンパニー(愛知県安城市)と同社代表取締役を最低賃金法違反の疑いで安城区検察庁に書類送検したと発表。

Gカンパニーは、労働者1人に対する16年4月分、5月分、6月分の賃金をそれぞれ所定支払日に支払わず、最低賃金法で定める地域別最低賃金額(18万5939円)以上の定期賃金を支払わなかったという。