ロジスティクスSBSホールディングスは10日、2015年度の主要トピックスを発表した。上期(1-6月)は関西・西日本への進出や星光堂との業務・資本提携、食品物流の再編などに取り組み、下期に入ってもグループ再編や海外事業の拡大を図ったほか、高級ワイン物流への参入を果たした。
■SBSグループの2015年主なトピックス
1月1日、SBSフレック北海道、東北、関東、中部、関西、九州の6社は、SBSフレック関東を存続会社として合併。商号をSBSフレックネットへ変更し、全国でローコスト・高品質の3温度帯物流を提供する。
2月、SBSスタッフが梅田営業所を開設し人材サービスを展開。4月、SBSロジコムが西日本営業開発部を開設し、関西を中心に西日本地区での事業拡大をめざす3PL営業部隊が始動した。
音楽・映像ソフト卸大手の星光堂とSBSロジコムが業務・資本提携。SBSロジコム子会社の日本レコードセンターが同社の物流を一括受託(3PL)、CD・DVDなどのパッケージソフト取扱量を拡大、業界シェアを高める。
企業や団体、官公庁の物流業務に関わる方を対象にソリューション事例や最新情報を届ける物流広報誌「LOGILINK」を創刊。顧客との接点を大切にし、満足度の高い3PLサービスをめざす。
7月1日、間接業務の効率化と経営体制のスリム化を目的に、SBSサポートロジを存続会社として合併。商号をSBS即配サポートへ変更し、新たなスタートを切った。
物流分野の振興・発展に資する学術研究、シンポジウム開催などを助成する公益財団法人を設立。物流産業全体の競争力強化と国民生活の向上に寄与することをめざす。
現地フォワーダーと合弁会社SBSロジスティクス・フィリピンズを設立。今後、人口増による内需拡大が期待されるフィリピンでコンテナ輸送需要の取り込みを図る。
専用拠点開設し、ワイン物流プラットフォームを構築。高級ワインの国際輸送手配から通関、保管、流通加工、レストランや小売店へのリーファー配送までワンストップで提供する。