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タダノ、クレーン車転倒事故など2事例を新たに公開

調査・データタダノは27日、ラフテレーンクレーンの「ブーム起伏下げ時の転倒事故」と高所作業車「アウトリガはさまれ事故」の事故事例を自社サイト上で公開した。同社は重大事故の未然防止に役立ててもらうため、製品サービス情報の一環として、製品ごとに事故事例を公開している。

27日に公開したラフテレーンクレーンのブーム起伏下げ時の転倒事故では、作業中にメインフックがガード部に引っ掛かり、安全装置を解除して起伏を下げていたことから転倒した状況を説明。「ブームとジブが伸長した状態で、安全装置(AML)を解除して起伏を下げた」ことが事故原因になったとして、安全装置を解除しないよう促す内容となっている。

また、高所作業車の事例では、作業完了後にアウトリガを格納していたところ、左前アウトリガ部に人がいることに気が付かず、操作をしたために挟まれた状況を紹介し、アウトリガ操作を行う前に作動範囲周辺の安全確認を徹底するよう、具体的な対策を示している。

■タダノの事故事例一覧
http://www.tadano.co.jp/service/jiko.html