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イトーキ、自動書籍ピッキング装置を開発

サービス・商品イトーキ(大阪市城東区)は、図書館で書籍の貸出・返却を自動無人化する自動書籍ピッキング装置「システマファインドピッカー」の販売を来年1月から開始する、と発表した。

これにより、借りたい書籍を図書館の開館時間外で受け取ったり、駅構内など身近な空間で受け取ったりといった、多様なサービスの提供が可能になる。

スペースや管理面の制約から、図書館を設置したくてもできないケースは少なくなく、利用者からは設置・拡張の要望が強いことから、この設備を公共施設へミニ図書館として設置することで、利用者サービスの向上につながる。図書館員と対面せずに借りることができるため、プライバシーの保護にも役立つ。

取出口は手を挟まないための安全装置付きで、耐震性を考慮した設計。利用者の操作で書籍が自動で取出口へ搬送され、入手庫棚にランダムに入れることで自動排架される。収納冊数は1006冊(大124冊、小882冊)で、文庫本からA4サイズまで対応する