ロジスティクス
一方で、鎌田社長は「トランスポール社(SBSトランスポール・ロジスティクス)の事案を除けば、会社の業績は順調に推移した」と強調し、トランスポール社に関連する損失を前期すべて出し切ったうえで、今期(2016年度)は最終損益が黒字に回復するとの見通しを示した。
SBSトランスポール・ロジスティクスでは、大口取引先からの債権回収が遅れ気味となり、同社単独の支援体制では軌道に乗せていくのは困難と判断。SBSHDが保有するトランスポール社の全株式を売却することとした。
これに伴い、119億7000万円の特別損失を計上したことから、同社の最終損益は38億1500万円の赤字となっている。
また、鎌田氏はトランスポール社の株式売却が海外事業からの撤退を示すものではなく、今後はASEAN地域などで存在感を示していきたいとの考えを示した。