ロジスティクス
東急プラザ銀座は3月末にオープンした銀座最大級の大型商業施設で、地下5階、地上11階、延床面積5万平方メートルの建物に125のテナントが出店。上質なブランド展開で多くの来訪客で賑わっている。
一般的にこのような大規模商業施設では、集配車両による周辺の交通渋滞や違法駐車、施設内の荷捌場の不足、エレベーターの混雑、セキュリティの低下――といった物流上の課題が懸念されることから、同施設はあらかじめこれらの課題解決実績が豊富なSBSロジコムと協議を重ね、オープン前から館内物流を導入している。
10月11日に行われたJLRSの今年度3回目となる事例研究会には物流のスペシャリストら20人が参加。ホスト役のSBSロジコムのコンサルタントが宅配事業者からの荷受け、仕分け、館内配達・集荷、発送までの流れや直納業者の受付、車両誘導などを実際の現場で説明した。
また、オープン直前のテナント一斉入居の調整、搬出入車両・エレベーターの混雑への対応方法など、同社独自の館内物流ノウハウを披露した。
同社の館内物流はテナント業種別の発着宅配個数や集配車両台数予測、バースや荷捌きスペースの算出、オープン対策まで豊富な実績データとノウハウで裏付けているのが特徴で、施設の付加価値を高め、テナント誘致の差別化につながるといった効果が見込めるという。
■SBSロジコムの館内物流事例
http://www.sbs-logicom.co.jp/lgcm/physical/tasukaru/