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船主協会、小学生ら30人対象にコンテナ船見学会

イベント日本船主協会は4日、NYKバルク・プロジェクト協力のもと、8月18日に六甲アイランド(神戸市東灘区)で、21日に金城ふ頭(名古屋市港区)で多目的コンテナ船「サウスアイランダー」の見学会を開催したと発表した。2日間で小学生ら30人が参加した。

参加者は、貨物デッキで「車の間隔を10センチに保って駐車する高い技術を持った専門のドライバーが荷役を行う」などの説明を受けながら自動車の積み付けの様子を見学。その後、キャビンで船の概要、航路の説明を受け、船長室を経由し、操舵室(ブリッジ)を見て回った。

ブリッジでは、船員の航海中の役割・業務内容や六分儀を活用した航海術のほか、船の停止方法、夜間の航海について、機器を用いた説明を受けた。さらに、機関室ではメインエンジンや発電機を管理するパネルやモーター類の紹介を受けながら機関室内部を歩き、メインエンジンを間近で見学した。

参加者からは「船員の平均年齢は」「船に乗るやりがいは」「1 日にどれぐらいの燃料を使うの」といった質問が飛び交い、海運や船員の仕事に興味を持った様子だった。

見学会後のアンケートでは「見るもの全てが珍しく、来てよかったと思える見学会だった」「船の上から見る風景が印象的だった」「来年もぜひ参加したい」とのコメントも寄せられ、普段触れる機会の少ない商船や海運を身近に感じてもらえる見学会となった。