財務・人事トランコムが29日に発表した2017年第3四半期(4-12月期)決算は、分析ツールを活用したアプローチなどで主力の物流情報サービス事業が大幅な増益となった。
第3四半期に入り、車両不足による空車情報取得に苦戦したものの、アジャスターの営業力を結束した情報取得に加え、分析ツールを活用したアプローチなどにより、チャーター部門・中ロット部門ともに成約件数が増加した。また、人員の増強を図り、事業成長に向けた取り組みを推進した。これらの結果、8.3%の増収、セグメント利益は16.7%の増益となった。
ロジスティクスマネジメント事業は、一部拠点の業務縮小・撤退に伴う減収要因はあったものの、新規拠点や業務の稼動、既存拠点の物量増により、0.5%の増収を確保した。セグメント利益は、新規業務の稼動に伴う初期費用が発生したが、前期に稼動した拠点の収益化に加え、前期のる生産性悪化拠点の収益の回復により、7%の増益となった。
■2018年3月期第3四半期連結決算
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 106,809 | 7.4% | |
営業利益 | 4,519 | 5.9% | 4.2% |
経常利益 | 4,495 | 8.2% | 4.2% |
当期利益 | 2,720 | -18.0% | 2.5% |