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発火・操舵不能のおそれ、UDトラックス「クオン」リコール

行政・団体UDトラックスは22日、同社製大型トラック「クオン」のショックアブソーバ、ブレーキチャンバ(制動装置)、タイロッドエンド(かじ取り装置)に不具合があり、最悪の場合は発火したり、操舵が不能になったりするおそれがあるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象車両は2017年4月28日から18年2月15日までに製造した3145台。

この不具合による事故はまだ確認されていないが、合わせて5件の不具合報告があったという。同社は対象の全車両に対し、ショックアブソーバを対策品と交換するとともに、取扱説明書に車高調整装置の特性に関する記述の追補版を配布。

プラグかテストニップル、ブレーキホース接続部(ニップル、ホース接続ナット)を点検し、規定トルクで締め付ける。また前前軸右側タイロッドエンドの固定クランプボルトとナットを対策品と交換する。