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SBS即配サポート、蛍光灯の廃棄処理開始

ロジスティクスSBSホールディングス傘下のSBS即配サポート(東京都江東区)は12日、東雲事業所(同)内に水銀使用製品の廃棄物の破砕機を設置し、6月中旬から蛍光灯の廃棄処理を開始すると発表した。

SBS即配サポートの環境事業部は、SBSグループで静脈物流を手がけており、東雲事業所と横浜事業所(金沢区)では、産業廃棄物の中間処理施設を運営し、再生原料化から最終処分施設搬入まで行っている。

今回東雲事業所に導入した設備は、蛍光管、冷陰極蛍光ランプ、HIDランプなどの水銀使用製品の産業廃棄物を破砕処理する際に発生する水銀ガスを吸着除去し、大気中への拡散を防止することで環境に配慮した処理が可能なもの。

▲水銀含有ばいじんは、機器後方の専用ボックスへ吸引。粉砕したガラスや金具などは、下部のドラム缶で回収しリサイクル

1日の処理上限は2万3400本で、 直管形・環形・電球形などさまざま形状の蛍光灯を安全に処理することができる。

一般的に、企業がオフィスの照明機器をLED照明などに切り替え、それまで使用していた水銀使用製品を廃棄するには、通常のオフィスゴミとは別の専門業者へ依頼する必要があるが、新設備導入により同社はこれらを一括で回収することができるようになり、企業の手間と費用を大幅に軽減することを可能にした。

同サービスの運用開始は6月中旬で、1本からトン単位まで対応する。

▲直管形が30本収容可能な回収専用ボックス

▲専用車で他の廃棄物と一括回収することで企業の手間を軽減

■SBS即配サポートの蛍光灯破砕機の紹介ページ
http://www.sbs-sokuhaisupport.co.jp/sksp/service/idt_waste/fluorescent_crusher/