LOGISTICS TODAY|国内最大の物流ニュースサイト

住友ゴム、ブラジル拠点のトラック・バスタイヤ生産強化

拠点・施設住友ゴム工業は20日、安定的に成長を続けるブラジル市場のトラック・バス用タイヤの需要に対応するため、ブラジル工場で来年3月に稼働予定の同タイヤの生産設備に追加投資を行い、生産能力を増強すると発表した。

16年7月に同社は、3億1200万レアル(84億円)を投資してトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、19年3月から日産500本の生産能力で稼働開始することとしているが、今回、1億5300万レアル(41億円)の追加投資を行い、同年10月には生産能力を日産1000本とすることを決定した。

ブラジル工場は13年10月から乗用車・ライトトラック用タイヤを生産している。現在、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っているが、ブラジルの同タイヤ市場は今後年2-3%程度の成長が見込まれるため、現地生産により安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場でのタイヤ販売事業の強化を図る。

■ブラジル工場概要(2017年12月末)
社名:Sumitomo Rubber do Brasil
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
操業開始:2013年10月
設立年月:2011年7月
事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
生産能力:1万5000本/日
従業員数:1265人