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名鉄運輸・中間、運賃値上げ効果で増収増益

財務・人事名鉄運輸が6日発表した2019年3月期中間(4-9月)決算は、運送委託料、燃料費、人件費が増加したものの、運賃値上げによる増収効果で、全体では増収増益となった。

貨物運送関連では、混載事業を中心に顧客需要を取り込み、前年同期並みの取扱量を確保した。具体的な施策として、営業面では、各地域の営業専属担当者と東京営業部との連携により、グループの輸送ネットワークを活用した提案による新規荷主獲得を進め、既存荷主に対しては、輸送コストに応じた運賃改定交渉を引き続き行うとともに、運送約款改正に合わせ、運送と付帯作業の区分を明確にし、作業軽減・作業料収受を図り、作業環境の改善を目指し交渉を行った。

業務面では、日本通運と連携した配送の受託のほか、ターミナル施設の共同利用や共同配送をグループ会社も含め全国で進めるなど、経営資源の効率化・有効活用を図った。また、輸送を外部委託からグループ内に取り込む活動も継続して行った。

流通倉庫関連では、猛暑による飲料メーカーの増産に伴い保管・輸送需要を取り込んだほか、日用品メーカーの取扱増加など主要顧客の売上が堅調に推移し前期を上回った。

■2019年3月期第2四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
57,2453.4%
営業利益
2,5258.3%4.4%
経常利益
2,5766.2%4.5%
四半期純利益
1,6253.7%2.8%