財務・人事ニチレイが6日発表した2019年3月期中間(4-9月)決算によると、低温物流事業は増収だったものの荷役作業コストなどの上昇により、営業利益が前期を下回った。
国内では、通過型センター(TC)事業で取扱いが拡大したことに加え、地域保管事業で大都市圏を中心に畜産品や冷凍食品の保管需要を着実に取り込んだことなどにより増収となった。営業利益は業務効率化や主に運送事業での「適正料金の収受」などの施策を引き続き推進したが、荷役作業コストや電力料などの上昇により減益。
海外では、欧州地域はブラジル食肉不正問題によるチキン搬入量の減少や輸配送コストの上昇があったが、小売店向け輸送業務などの運送需要の着実な取り込みや輸入果汁の取扱拡大などにより増収・増益となった。
■2019年3月期第2四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 99,945 | 5.5% | |
営業利益 | 5,505 | -3.6% | 5.5% |