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スタートトゥデイ、WEARのバーコードスキャン機能を中止

ECスタートトゥデイ(千葉市美浜区)は8日、同社が運営するファッションコーディネートサービス「WEAR」(ウェア)のバーコードスキャン機能を4月30日に中止すると発表した。

WEARは昨年10月31日からスタートしたファッション特化型のサービスで、パルコ館内のWEAR参加ショップで「バーコードスキャン機能などを利用した新しいショッピング体験」として、コーディネートレシピ機能、マイクローゼット機能、SNS機能などを提供するもの。今月3日にはWEARのスマートフォンアプリが200万ダウンロードを突破したと発表していた。

同サービスのバーコードスキャン機能は、実際の店舗で商品のバーコードを読み取ることにより、その商品を組み合わせたコーディネートを提案したり、商品説明を示したりするものとしてPRされていた。組み合わせ提案された商品の購入先として、スタートトゥデイが運営するZOZOTOWNに誘導されることを嫌う利用者もあり、バーコード機能の利用が拡大しなかったことから、中止に至ったとみられる。

同社は今後、バーコードスキャン機能を「店頭での接客ツール」としてショップスタッフのみが利用できる機能に仕様変更し、パルコの店頭やブランドの路面店で実施していたバーコードスキャンを利用したショッピング体験も4月30日で終了する。

■スタートトゥデイの前澤友作社長のコメント
「より多くのブランドや商業施設にWEARを安心して利用いただくために、バーコードスキャン機能を中止することといたした。引き続きファッション業界全体のマーケット拡大につながるようなインフラサービスを目指していく」