行政・団体関東運輸局は10日、6月に管内でポートステートコントロール（PSC）を実施した外国船舶103隻のうち、4隻に重大な欠陥として是正を終えるまで出港を差し止める処分を行った、と発表した。
拘留処分を受けた外国船は、自動車運搬船の「FORESIGHTER」（3万8062総トン、YOKOHAMA MARINE &MERCHANT社）、一般貨物船「SENYO MARU」（3518総トン、AO YANG INTERNATIONAL社）、同「TOYOKICHI」（1984総トン、HAI CHANG INTERNATIONAL SHIPPING社）、同「XIN SHENG」（1288総トン、V-SKY SHIPPING社）――の4隻。
FORESIGHTERは「船舶運航管理システムの順守」で欠陥が確認され、6月6日に拘留を受け、同日中に解除された。XIN SHENGは貨物艙ハッチカバーの腐食による破口などの欠陥で6月25日に拘留され、7月10日時点でも処分が続いている。