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商船三井、フィリピン人船員教育を強化

ロジスティクス商船三井は23日、船舶運航での高い安全水準を支える船員を育成するため、フィリピンの商船大学3年次の学生を対象とした「船員士官候補生プログラム」をマグサイサイ・インスティチュート・オブ・シッピング(MIS)に導入し、7校の商船大学と実施契約を締結したことを発表した。

 

同社のフィリピン新人船員は、商船大学の3年修了生を対象に選抜し、同社訓練船・運航船での1年間の乗船実習を経て採用している。今回のプログラム開始により、選抜を1年早め、大学4年間の後半2年間の教育・訓練を同社の管理下で行うことになる。

 

プログラムはフィリピン政府が推進する「アカデミーインダストリー・リンケージ・プログラム」のもと、大学教育相当として認可されており、6月から開始する。