ロジスティクス日本郵船が4月30日に発表した前3月期決算は、定期船事業と航空運送事業が黒字に転換し、経常利益が43.8%増(前期比)の840億1000万円となった。
長期契約などの運賃安定型事業で着実に利益を積み上げると同時に、運賃非安定型事業でも引き続き配船合理化や船隊整備による船費、運航費削減などに取り組み、前年度を大きく上回る好決算となった。
独禁法関連損失137億円と構造改革費用を特別損失に計上したが、北米のターミナル事業の持分売却による特別利益の計上もあり、最終利益は前年度より145億円多い475億9100万円となった。
今期は売上高2兆4200億円(0.8%増)、経常利益900億円(7.1%増)、最終利益550億円(15.6%増)を見込む。
[日本郵船]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 2,401,820 | 2,237,239 | 7.4% | |
営業利益 | 66,192 | 44,995 | 47.1% | |
経常利益 | 84,010 | 58,424 | 43.8% | |
当期純利益 | 47,591 | 33,049 | 44.0% |