荷主
エボナイトパウダーは昭和ゴムが事業を引き継いだタイ味の素子会社「AETマニュファクチュアリング」の製品で、事業承継後初めての生産開始。これにより、同社のゴム事業は初めて原料の製造販売分野に踏み出したことになる。
エボナイトは、伸び率が3%程度と弾力性のない硬質のゴムで、ボーリングボールや万年筆の原料として使われることで知られ、一般的には粉状・板状・棒状で販売されている。
エボナイトを粉状にしたものがエボナイトパウダーで、主にゴム材料を強化する用途で用いられるが、世界的に見ても製造者が少なく、AET社は有力な供給者となっていた。