ロジスティクスエーアイテイー(AIT)が7日発表した3-5月期決算は、円安の進行で輸入コンテナの取扱量が17.7%減少した影響で売上高が1.7%の減収となったものの、円安効果でドル建て運賃収入が増え、コンテナ取扱量の減少を相殺。通関受注件数を微減に抑え、営業強化も走行して営業利益27.3%増、四半期最終利益42.4%増を確保した。
事業の柱となる日本セグメントは、急激な円安進行によって海上輸送による輸入コンテナ本数の取扱量が3万5004TEU(17.7%減)、輸出入合計で3万6858TEU(17.1%減)と前年同期を下回った。一方、円安によってドル建ての運賃収入が伸び、取扱コンテナ本数の減少による収益の低下要因を補う形となった。
[エーアイテイー]2016年2月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2016年2月期第1四半期 | 2015年2月期第1四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 5,073 | 5,161 | -1.7% | |
営業利益 | 306 | 240 | 27.3% | |
経常利益 | 325 | 250 | 29.8% | |
当期純利益 | 201 | 141 | 42.4% |