ロジスティクス名港海運が3日に発表した4-6月期連結決算は、事業基盤を置く名古屋港の自動車輸出などが減少したのに伴い、同社の取扱貨物も減少し、減収減益となった。売上高経常利益率は前年同期の5.6%から5.1%へと0.5ポイント悪化した。
名古屋港の港湾貨物は、輸出は自動車や自動車部品などが減少し、輸入もLNGや鉄鉱石などが伸び悩み、前年実績を下回った。同社では工作機械の輸出取扱量が増えたものの、自動車や自動車部品が減少。輸入貨物は、機械の取扱いが増加した一方、とうもろこしや非鉄金属などが減少した。
[名港海運]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第1四半期 | 2015年3月期第1四半期 | 増減 | |
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売上高 | 15,054 | 15,541 | -3.1% |
営業利益 | 770 | 877 | -12.2% |
経常利益 | 1,026 | 1,239 | -17.2% |
当期純利益 | 661 | 804 | -17.7% |