デンソー、微細藻類の大規模培養実証施設建設

環境・CSRデンソーは19日、バイオ燃料の実用化に向け、熊本県天草市に国内最大級となる2万平方メートルの敷地で微細藻類（シュードコリシスチス）の大規模培養実証施設を建設し、2016年4月から稼働を開始すると発表した。

これまで、善明製作所（愛知県西尾市）内の敷地（300平方メートル）で培養実験を行っていたが、バイオ燃料の生産効率を高めるために大規模培養技術の確立が必要だと考え、天草市の廃校の土地・施設を活用し、新たな培養施設で実証実験を行うことにした。

18年度をメドに、藻から抽出したバイオ燃料の実用化に向けた要素技術の確立を目指す。

同社では08年4月から、シュードコリシスチスというオイルを産生することができる藻を使った、バイオ燃料を生産する研究に取り組んでいる。