財務・人事8月4日発表の企業は西日本鉄道の物流事業(第1四半期)、安田倉庫(第1四半期)、東都水産の冷蔵倉庫・関連事業(第1四半期)の3社。
■西日本鉄道の物流事業
航空貨物の取扱高が減少し、海外子会社では為替変動による円換算額が目減りしたことから、売上高は前年同期比11.9%減収の195億2900万円、営業利益は13.1%減益の4億8300万円となった。貨物量は航空輸出3.5%減、航空輸入0.7%減、海運輸出13.7%増、海運輸入0.6%増。
2016年4-6月期決算 |
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当期実績(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 |
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売上高 | 19,529 | -11.9% | |
営業利益 | 483 | -13.1% | 2.5% |
経常利益 | -- | -- | -- |
当期純利益 | -- | -- | -- |
■安田倉庫
投資有価証券の評価損を計上したため、最終益は13.7%の減益(前年同期比)となったが、新規取引の開始や既存顧客の取引拡大で国際貨物取扱料や保管料が伸び、本業のもうけを示す営業利益は36%の増益。物流業で50.8%の増益を確保したことが寄与した。
2016年4-6月期決算 |
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当期実績(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 |
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売上高 | 9,991 | 3.4% | |
営業利益 | 587 | 36.0% | 5.9% |
経常利益 | 623 | 33.7% | 6.2% |
当期純利益 | 253 | -13.7% | 2.5% |
■東都水産の冷蔵倉庫・関連事業
カナダ子会社のアエロ・トレーディング(バンクーバー市)で売上が減少し、円高の影響が加わって前年同期比7%の減収。利益面では売上原価の圧縮で売上総利益率が向上し、減価償却費も減少したことで2.2倍増益となった。
2016年4-6月期決算 |
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当期実績(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 |
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売上高 | 1,463 | -7.0% | |
営業利益 | 73 | 128.1% | 5.0% |
経常利益 | -- | -- | -- |
当期純利益 | -- | -- | -- |