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16年度収納サービス市場規模、8.2%拡大し652億円に


調査・データ矢野経済研究所が16日に公表した国内のレンタル収納、コンテナ収納、トランクルーム市場に関する調査結果によると、2015年度の国内収納サービスの市場規模は、14年度から8%増の603億4000万円、16年度は8.2%増の652億6000万円に拡大する見通しであることがわかった。

収納サービスは、サービス拠点の拡大が継続しているのに伴って利用者が増大しており、16年度もこうした傾向が継続すると分析した。

また、レンタル収納市場規模(15年度)は5.9%増の238億8000万円、コンテナ収納市場規模は9.8%増の327億5000万円で、レンタル収納は地方都市で新規参入事業者が増えたことから、地方でも収納サービスとしての認知度が向上。コンテナ収納は首都圏で拠点拡大が進んだ。

ことし6月末時点の全国のレンタル収納とコンテナ収納スペースの室数(ユニット数)は43.8万室で、1月時点の住民基本台帳の総世帯数5695万世帯に対して、1世帯あたり0.0077室となり、130世帯に1室の収納スペースがある計算。首都圏に限ると収納スペースの室数は26.3万室と全体の6割が集中しており、1世帯あたりの室数は0.015室、65世帯に1つの割合となる。