ロジスティクス佐渡汽船が17日発表した2016年12月期決算は、主力の海運業が不調で売上高6.4%減となり、営業利益は前年の3億800万円から悪化し、1億7200万円の営業損失となった。
主力の海運事業では、旅客・航送部門で昨年就航した新造高速カーフェリー効果の反動や繁忙期の天候不順・台風上陸により、減少傾向に歯止めをかけることができず、輸送量・売上高ともに前年比減となったほか、貨物部門も観光客・佐渡島内の人口減少に伴う生活物資輸送や公共工事の減少に連動して下回り、売上高は6%の減少、セグメント損失は1億9854万円となった。
一般貨物自動車運送事業では、佐渡島内の人口減少に伴う生活物資輸送や公共工事の減少が影響し、売上高は3.9%減少。費用面では原油価格の下落による燃料費の減少があったもののセグメント利益は6.5%減となった。
■2016年12月期決算
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 10,959 | -6.4% | 2,641 | -4.2% | |
営業利益 | -172 | -- | -- | -170 | -- |
経常利益 | -305 | -- | -- | -- | -- |
最終利益 | -529 | -- | -- | -- | -- |