ロジスティクスエーアイテイー(AIT)が11日に発表した前2月期決算は、国際貨物輸送の取り扱いが堅調に増加した一方で、円高基調で推移したことが売上、営業利益それぞれを大きく押し下げ、増収減益となった。
日本セグメントでは、国際貨物輸送、通関や配送などを含めた一貫輸送の受注獲得に向けて行った営業強化が奏功し、取り扱いコンテナ本数が13.2%増、通関受注件数20.8%増と堅調に伸び、売上高は170億4600万円(前年同期比5.4%増)となった。一方、円高基調で推移したことに加えて、利益率の低下が重なり、セグメント利益は4億4400万円(15.5%増)となった。
中国セグメントでは、日本向け貨物は増加したものの、円高基調により現地通貨の円貨換算額が減少し、売上高が41億4900万円(15.5%減)となったが、売上総利益率の好転、販売費・一般管理費の抑制により、安定した利益の確保に努めたことで、セグメント利益は4億4400万円で15.5%増加した。
全体では、売上高212億6300万円で0.6%増、営業利益13億9200万円で9%減となった。
■2017年2月期決算
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
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売上高 | 21,263 | 0.6% | 5,349 | 4.7% | |
営業利益 | 1,392 | -9.0% | 6.5% | 288 | 1.4% |
経常利益 | 1,461 | -8.7% | 6.9% | 307 | 9.3% |
最終利益 | 981 | -5.9% | 4.6% | 205 | -1.4% |