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この案件は、2015年に三井造船として初めてアフリカ向けにクレーンを納入した円借款「モンバサ港開発事業」のフェーズ2案件で受注金額は72億円、20年ごろの完工を予定している。
日本政府は第5回アフリカ開発会議で、「インフラ整備・能力強化の促進」を支援分野の一つに挙げ、経済発展・産業開発に資する五大回廊支援を表明している。この事業はその一つである「北部回廊」でつながる後背内陸国の玄関港の整備を行うもの。
ケニア・モンバサ港は、ケニア唯一の国際貿易港であるとともに、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジなどの内陸国へつながる北部回廊の玄関口として東アフリカ地域全体の経済発展を支える交易拠点。一方、同港のコンテナ貨物取扱量は継続的に伸びている。「モンバサ港開発事業フェーズ1」により建設された新ターミナルでは急増する需要への対応が限界に近づいていることから、フェーズ2によってコンテナ取扱能力を増強する。