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クラウド会計のfreee、証憑電子化で寺田倉庫と提携

ロジスティクスクラウド会計ソフトなどを提供するfreee(フリー、東京都品川区)は6日、寺田倉庫と提携した、と発表した。

クラウド会計ソフト「freee」の80万を超える利用者を支える税理士・会計事務所など5000事業所を対象に、負担の大きい紙証憑の電子化作業、保管・管理作業の代行を寺田倉庫が提供することで、認定アドバイザーや顧問先の生産性向上を試みる。

税理士・会計事務所を中心にfreeeユーザーの支援を行う「freee認定アドバイザー」や、その顧問先に対し、負担の大きい記帳業務の負荷を軽減し、認定アドバイザーが顧問先の業務効率化コンサルティングや経営アドバイスなどの高付加価値サービスに専念できる環境を構築する。

具体的には、紙証憑を寺田倉庫に郵送し、寺田倉庫がこれらを電子化して証憑データを格納、機密文書保管用倉庫で保管する。認定アドバイザーは格納先にアクセスし、「クラウド会計ソフトfreee」上に証憑データをインポートした後、freee上でOCRや人工知能による推測機能を活用しながら仕訳入力を行えるようにする。

証憑データはfreee上で仕訳データとセットで管理されるため、インターネット環境があれば外出先でも端末に左右されず、証憑データの確認や顧問先への内容確認が可能になる。証憑の原本は寺田倉庫で保管・管理される。