財務・人事ニチレイが8日発表した2018年3月期決算によると、同社の低温物流事業は通過型センター(TC)事業が順調に推移したほか、運送効率化などのコスト削減が奏功し、増収増益となった。
国内では、地域保管事業で畜産品や冷凍食品などの保管需要を取り込んだことに加え、TC事業が堅調に推移したことなどにより増収。営業利益は電力料、荷役作業・輸配送のコストが上昇するなか、業務効率化や適正な運送料金の収受などの施策を推進し増益を確保した。
一方、海外では欧州地域の小売店向け輸送業務などの運送需要の取り込みや中国事業の伸長などにより増収となったが、営業利益は欧州地域でのブラジル食肉不正問題によるチキン搬入量減少や輸配送コストの上昇により減益だった。
■ニチレイの低温物流事業(2018年3月期)
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 195,093 | 4.4% | |
営業利益 | 11,255 | 5.9% | 5.8% |