財務・人事福山通運が8日発表した2019年3月期第1四半期(4-6月期)決算は、売上高の増加に加えて適正運賃の収受などにより、営業利益が97.3%増え、売上高営業利益率を前年同期の4.1%から7.5%に3.4ポイント伸ばした。
運送事業は、顧客管理の精度向上に資する運賃システム「新得意先マスタ」の導入を推進し、適正な運賃・料金の収受に努めたほか、4月にキタザワと引越し事業に関する業務提携を行い、引越し事業の拡大に取り組んだ。これらの結果、売上高は612億4600万円(8.8%増)、セグメント利益は48億3100万円(2.2倍増)となった。
流通加工事業は、新規案件の開拓に積極的に取り組むとともに、既存施設の稼働率の向上による収益性の改善に努めたことで、売上高が41億8200万円で5.7%増収、セグメント利益は5億6800万円で5.7%の増益。
国際事業は中国・東南アジアを中心としたフォワーディング事業と通関事業が順調に推移した。また、ASEAN域内でのクロスボーダートラック輸送のルート拡大を継続的に行ったことで売上高は22億1500万円(13.7%増)、セグメント利益は1億5200万円(14.5%増)となった。「その他事業」は、物品販売事業の低迷や賃貸施設を一部返却したことなどもあり低調に推移し、売上高18億5500万円(5.5%減)、セグメント利益6億5700万円(11.9%減)となった。
■2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 69,500 | 8.4% | |
営業利益 | 5,199 | 97.3% | 7.5% |
経常利益 | 6,165 | 91.3% | 8.9% |
純利益 | 4,455 | 113.7% | 6.4% |