財務・人事セイノーホールディングスが10日発表した、2019年3月期第1四半期(4-6月期)決算は、主力の輸送事業で適正運賃収受などを進めたことにより、大幅な営業増益となった。
輸送事業の中核会社にあたる西濃運輸は、安定した輸送品質を継続して担保するため利益重視の施策である適正運賃・諸料金・燃料サーチャージ収受などの交渉を継続するとともに、新規荷主の獲得・継続をはじめとする取扱貨物の増加にも注力した。
一方、大阪・仙台間で、専用貨物列車「カンガルーライナーSS60」の運行を開始し、長距離路線便の一部を鉄道輸送に切り替える取り組みを強化することで、収益の改善と労働時間の短縮や環境負荷軽減につなげた。これらの結果、同部門の売上高は1131億8800万円(5.9%増)、セグメント利益は60億6400万円(42.6%増)となった。
■2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 150,755 | 4.6% | |
営業利益 | 7,743 | 24.1% | 5.1% |
経常利益 | 8,497 | 22.3% | 5.6% |
純利益 | 5,955 | 34.0% | 4.0% |