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デンソーがイーソルに出資、車載基盤開発強化

M&Aデンソーは12日、車載用電子プラットフォームの開発を加速するため、組み込みソフト開発のイーソル(東京都中野区)に1.7億円を出資した、と発表した。出資比率は2%。

同社は2016年にイーソル、日本電気通信システム(港区)と合弁会社「オーバス」(同)を設立し、自動車メーカーなどのユーザーが使いやすい車載用の基本ソフト開発を行ってきたが、イーソルを車載用電子プラットフォーム開発の重要パートナーとして出資することで、技術顧問契約の締結や相互の人材交流など、連携を強化、次世代の車載用電子プラットフォームの開発を加速させる。

車両に搭載される電子製品・システムは大規模化・複雑化が進み、車両全体の電子システムの統合制御が求められているほか、ソフトウェアの書き換えや追加による機能拡張、サービスとの連携といった「外部とつながる」ことで生まれるニーズに柔軟に対応できる、新たな車載用電子プラットフォームが必要だと判断した。

イーソルは組込みOS技術などの高度なソフトウェア技術を持ち、自動車分野でもAUTOSARのプレミアムパートナーとして、車載用ソフトの仕様策定に関与している。