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ANAが羽田-ウィーン線開設へ、ビジネス・貨物需要狙う

ロジスティクスANAホールディングスは15日、 欧州の路線ネットワークをより強化するため、羽田空港とオーストリア・ウィーン空港を結ぶ「羽田-ウィーン線」を、来年2月17日から新たに開設すると発表した。

日・EU間での経済連携協定への署名を契機に、自由貿易が促進されることでヒト・モノの交流がより拡大していくことが見込まれており、同区間の新規航路を開設することで日欧間のビジネス・物流需要を取り込む。

ウィーンは中・東欧へのゲートウェイであり、共同事業パートナーであるオーストリア航空をはじめとするルフトハンザグループ各社の便へ乗り継ぐことにより、欧州域内68都市へのスムーズなアクセスが可能となる。また、中・東欧の物流の拠点でもあり、欧州の中心に位置する地理的優位性を活かして周辺地域も含めた貨物需要を取り込む。

羽田を深夜に出発し現地に早朝到着、ウィーン空港での乗り継ぎ含め欧州各都市にも午前中に到着できる利便性の高いダイヤとすることで、日欧間の旺盛なビジネス需要にも対応する。ウィーンはANAとして欧州では7番目、世界では44番目の就航都市で、欧州での路線・便数は合計7路線、週112便となる。