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商船三井、既存タンカーにバラスト水処理装置

ロジスティクス商船三井は10日、就航中の大型原油タンカー1隻にバラスト水処理装置を搭載する、と発表した。既存船の大型原油タンカーへの搭載計画は、国内船主で初めて。

処理装置はJFEエンジニアリング製「JFEバラストエース」を選定し、3月から4月の本船入渠時に搭載する計画。

貨物の積荷役にあわせて排出されるバラスト水は、海洋生物を越境移動させ、海洋生態系、生物多性の保全に対し影響を与える恐れがあるとして、1980年代後半から国際的に問題視されるようになった。

これを受けてIMOで2004年2月に「バラスト水管理条約」が採択され、発効に向けて批准が進んでいる。